ブックレビュー

セックスレスの生みの親

阿部先生は精神科医ですが、性科学に造詣が深く、日々の診療でもセックスセラピーに特化して診療を行っています。この分野ではオーソリティーであり、性科学学会の重鎮として様々な講演を精力的に行っております。

この本の大まかな内容

全部で6章にわかれています。第1章で「セックスと心の問題」として、セックスセラピーについて大まかな説明をしています。第2章「夜が怖い男たち」では、男性の性嫌悪症にスポットライトをあてています。第3章「思いを告げられない男たち」ではEDについて詳しく解説しています。第4章「そして男の悩みは尽きない」として膣内射精障害の増加に関して問題提起しています。第5章は「性に苦しむ女たち」は、女性の性嫌悪、膣痙攣、性交疼痛に関して詳細が書かれています。最終章の第6章は「セックスレスの処方箋」として阿部先生のカウンセリングの手法を紹介しています。

この本を購読して良かったこと

セックスレスに悩んでいる方は、読んでおかなくてはならない本でしょう。性機能障害で悩んでいる方にも、解決の糸口になる本だと思います。私がいまカウンセラーと一緒に取り組んでいるのは、まさにこの様なカップルをいかにして、納得のいく形でお互いの理解を形にしていくか、、です。セックスレスを性機能障害の一つとして捉えて、行動療法も交えアプローチしています。カウンセリングで関係が改善することは喜ばしいことですが、そうでなくてもお互い納得出来れば良いかと思います。