性に関する論文集

BDSMは人生を豊かにする!?

BDSMとは「B」…Bondage(ボンデージ),「D」…Discipline( ディシプリン), 「SM」…Sadism & Masochism(サディズム & マゾヒズム)の略で、ロールプレイによって相手を服従させ、痛みや屈辱を与える性的指向の一つです。日本ではSMと言われることが多いと思いますが、世界標準的な医学用語?としては論文にあるように BDSMというそうです。

今回、Journal of Sexual Medicineという雑誌からBDSMに関して、面白い論文が出てます。BDSMは人生を豊かにするかもしれないのです。

https://www.jsm.jsexmed.org/article/S1743-6095(19)30002-5/abstract

BDSMはその行動が異常または有害であるとみなされ、性的錯誤者の烙印を押される傾向にあります。紹介する研究はイタリアのものですが、研究者たちはBDSMを実践している人たちを対象に、彼らの考え方、性的満足や性機能障害について調査しました。

研究対象はBDSMを実践している男性141人の男性と女性125人、このグループを性的に正常な男性100人、女性100人と比較しています。BDSMグループの検討では男性の方が支配的な役割を演じる傾向があり、女性の方が従順な役割の方が頻繁でした。グループ全体の約4分の1が、支配的な役割と従順な役割を切り替えていました。

面白いことにBDSMを実践している殆どの人たちは、自分たちがBDSMを行っていることに対して、心配事はなかったようです。それ以上に、性的に正常なグループやM役のグループと比較すると、S役のグループがより性に対する満足度が高かったようです。

結論として、このようなマイナーな性的指向に関してもっと研究が必要だということ、またBDSM人生に関する許容度を調査することが大事です。またこのような方たちのコミュニティーがしっかりしていれば、BDSM実践者はもっとhappyになれると思います。今後は日本のBDSM事情についてもさらに研究していきます。

ちなみにフィフティ・シェイズ・フリードという映画ですが、BDSMが主題ではないのですが主人公の趣味として出てきます。ちょっと面白かったのでリンクしておきました。ご興味のある方はどうぞ。