ブックレビュー

不妊カップルの大敵「膣内射精障害」

射精障害の中でも最近爆発的に増加しているのが膣内射精障害です。独協大学埼玉医療センターの男性不妊症専門医である岡田弘先生は著書、男を維持する「精子力」で膣内射精障害の現状を書いています。

男性不妊で問題となる性機能障害で最も多いのがED(勃起不全)です。この場合は薬で改善する事がほとんどで、ある程度の効果が期待できます。まれに原発性射精障害といって、生まれてこの方マスターベーションを含めて射精した事がないケースがあります。このような場合は、ホルモン検査も含めた精査が必要です。

そして今急増しているのが膣内射精障害で、マスターベーションでは射精できるが、女性の膣内では射精できない男子が増えているのです。どんな女性ともだめな場合もあれば、特定のパートナーだけに射精できない事もあります。

膣内射精障害の原因は、マスターベーションの間違ったやり方によるものが見受けられます。この本では「良いオナニー、悪いオナニー」と題して正しいオナニーの方法を詳細に解説しています。最も多いのは手で強くペニスを握りすぎたり、机の角や床にこすりつけたり、うつ伏せの状態でペニスに体重を掛けて刺激したりする方法で、こうした強い刺激を修正する方法も書かれています。その他、膣内射精障害にITエンジニアが多いとか、間違ったオナニーの修正方法などが載っており、膣内射精障害に悩まれている方は参考になる本です

しかし問題なのは、オナニーの方法は正常であるにもかかわらず、膣内で射精できない人が多くいる事です。その背景には心理的問題が絡んでいることが多く、マスターバージョンの修正では対応出来ません。私は臨床活動の一つとして専門カウンセラーと一緒に膣内射精障害のカップルカウンセリングなど実施しておりますので、興味のある方は是非ご連絡ください。